これは、カクヨムで連載中の小説『EWIG(エーヴィッヒ)』を、途中からでも追いやすい形にするための“まとめ記事”です。
本作は高校時代に執筆した原稿で完結済、全99話の構成です。
ネタバレについて
このページは挿絵(サムネイル)とタイトル、短い紹介文だけの一覧です。ストーリーの核心に触れるネタバレはありません。
第1巻(第1〜17話)
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第1話 帝国の騎士 若き騎士カリュースは戦場で勝利を掴む。しかしその栄光は、正義の裏に潜む歪みを静かに映しだす。この戦いは、まだ始まりにすぎなかった……
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第2話 昇格の日 戦勝に沸く帝都で、カリュースは中騎将へ昇格する。その裏で、戦とは異なる力学が帝国内で動き始める。栄光の陰で、新たな歯車が回り始める。
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第3話 白髪の軍師 白髪の軍師リーディスとの対話は、戦と政治の因果を浮かび上がらせる。窓外で変質する空気の中、帝都は不穏な沈黙を深めていく。
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第4話 領主暗殺 公開処刑の夜、霧の街で起きた襲撃事件。偶然に見えた出来事は、処刑と暗殺が繋がる連鎖の一端だった。血の夜は終わり、疑念だけが残された。
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第5話 揺らぐ忠誠 少女の告白は、帝国の裏切りを示していた。忠誠を信じたいカリュースは沈黙する権威と向き合う。真実は伏せられたまま、物語だけが先へ進む
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第6話 孤高の鬼公爵 内乱を鎮め共和国を救った女公爵ヴィラン。その剣と統率は他国にまで知られ、広がる鬼公爵の異名は、破天荒な性格だけが理由ではなかった。
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第7話 二つの使者 教皇後継を巡る使者と、皇母の使いが続けて訪れ、心は静かに揺れる。二つの来訪は、ヴィランの内に異なる余韻を刻んでいた。
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第8話 皇母との再会 皇母に召され蒼雲宮へ。出生に関わる知らせが静寂を揺らす。蒼雲宮の沈黙は、やがて客人の足音で静かに破られる──
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第9話 アルベラへの招き 父からの招きと、皇母の願い。揺れる心の裏で決断は迫る。その微笑みの裏で、別れの時はすでに静かに忍び寄っていた……
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第10話 追憶の欠片 旧邸で蘇る幼き日の記憶。しかし急報が回帰を断ち切る。過ぎ去った記憶は、何事もなかったかのように胸を離れた──
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第11話 皇母暗殺未遂 暗殺の真の標的に気づき、藍の塔へ駆けるも手遅れだった。その知らせは、帝都の静けさを内側から切り裂いていた。
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第12話 故郷との別れ 皇母を守るため身を隠す決断。別れの涙が胸を刺す。その争いは、別の場所で別の物語を動かし始めていた……
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第13話 森の異端者 森に現れた異端の影を追う小さな調査依頼が下る。英雄達の穏やかな日常の裏で、小さな依頼が運命の行き先を定めていた──
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第14話 ゲナブの森 手探りの探索の果て、偶然見つけた馬車の存在が、静かな森に異質な気配を呼び寄せる。深い森の奥で、三人は思わぬ出会いに行き当たった。
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第15話 ウィフィツィのジプシー 怪しい影の正体は放浪の民だった。運命を観るジプシー達は、この時はまだその意味を持たぬ存在だった。
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第16話 北の魔女 北の魔女の語る星と運命の啓示は、カリュースの未来に避けがたい選択を刻み込む。タロットは、その行く末に静かに口を閉ざしていた。
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第17話 皇帝の勅命 皇帝の勅命が下り、探索行は避けられなくなる。彼らに課せられた勅命は、大きな運命の歯車を回し始めるのであった。
第2巻(第18〜36話)
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第18話 最初の一手 姫奪還へ標的をサジ伯に定め、一行は出立する。帝都を離れる彼らの背中を、運命の風が静かに押し始めていた。
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第19話 微笑と陰謀ヴィラン公の来訪で、サジ伯の陰謀が静かに動き出す。老獪な伯爵の背中は、闇に溶け込むように廊下の奥へと消えていった。
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第20話 洗雨の朝雨後の伯爵邸で疑念が兆す。静まり返った朝の空気の中で、館に潜む違和感だけが、確かに目を覚まし始めていた。
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第21話 冷たい火花秘宝を巡る駆け引きで、伯爵と公爵の疑念が交錯する。煌びやかな宝物庫の扉は閉じられたが、疑念の扉は開かれたままだった──
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第22話 騎士と公爵父への疑念を抱くヴィランの前に、帝国の騎士達が姿を現す。思索の糸を断ち切るように、避けられぬ現実が、館の門を叩こうとしていた。
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第23話 薄氷の儀礼帝国の使者を迎え、伯爵は慎重な儀礼の裏で策を巡らす。閉ざされた扉の向こうで、老伯爵の眼光だけが鋭く光り続けていた。
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第24話 交差する星々宝物庫でカリュースは女公爵ヴィランと邂逅する。交差する星々──偶然の出会いは必然へと変わり、運命の歯車はかみ合い大きく動き始めた。
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第25話 導きの悪戯ヴィランは同行を宣言し、運命の道は定まる。カリュースが見つめるヴィランの瞳には、揺るぎない意志が宿っていた。
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第26話 予期せぬ同伴者公爵という予期せぬ同伴者を加え、一行は夜の帝都へ急ぐ。闇夜を駆ける彼らの蹄音は、やがて来る変革の鼓動のように響き渡る。
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第27話 星を詠むもの紫星の兆しを受け、ウィフィツィ一行はついに動き出す。動き出した馬車の列は、森の静寂を裂きながら、次なる局面へと踏み込んでいった。
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第28話 帝都ラウェル帝都ラウェルへ戻った一行は、次なる標的をアビス侯爵に定める。賑やかな朝の風景とは裏腹に、彼らの胸中には嵐の予感が渦巻いていた。
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第29話 仲間との再会仲間と合流し、陣容は整えられ次の策が動き出す。再会の余韻はすぐに消え、彼らの表情は既に次なる戦いへと向いていた。
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第30話 儚さと苦しみ病に伏す軍師は静かに策を明かし、事態は次段階へ進む。夜風に乗る優雅な調べの裏で、静けさは確実に意味を変え始めていた。
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第31話 戦慄の軍略軍師の描く大芝居の全貌が明かされ、戦局は危険な段階へ進む。この時カリュースは、その策の先に待つ運命の過酷さを、知る由もなかった。
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第32話 大芝居の幕開け大芝居の全貌が示され、各地で軍と人物が動き始める。広げられた地図の上で、見えざる駒たちが音もなく配置されていく──
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第33話 駒は動く策は最終段階へ進み、各陣営はそれぞれの役割を背負い動き出す。静寂を取り戻した部屋で、若き主従は来るべき嵐の前の静けさを共有していた。
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第34話 コッド砦の魔術士魔術士の存在と指令官帰還の噂が、砦に不穏な空気を広げていく。囁かれた噂は消えることなく、砦の隅々に不安として沈殿していった。
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第35話 司令官の帰還指令官帰還の祝宴の裏で、不信と警戒が静かに芽吹く。祝杯の酒は赤く輝き、やがて流れるであろう鮮血の色を予感させる──
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第36話 騎士と鼠砦の内に潜む諜者が動きを告げ、陥落への歯車は静かに回り出す。宴の声は夜空に吸い込まれ、砦は静かに破滅へのカウントダウンを刻み始める──
第3巻(第37〜59話)
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第37話 裏道の恩人 ラムセスの裏路地で、ローブの男が青年ビトラを救い出す。地下へ続く扉が、運命の歯車を回し始める。
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第38話 圧政者への密使 領主館ではクルゴスが苛烈に怒りを振りまき、部下リビンスクは追い詰められていく。圧政の波紋は静かに広がる。
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第39話 影に集う者 地下道の先に待つのは、革命家たちの拠点。バラコアの導きで、ローブの男は「仲間」に迎え入れられる。
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第40話 風来の騎士 ローブの下から現れたのは、凛々しい騎士の素顔。名はリューベック──ただの風来坊を名乗る男の真価が垣間見える。
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第41話 乞われた剣 圧政の現実が語られ、老指導者タホスは剣に助力を乞う。救いを求める声が、革命の輪郭を形づくっていく。
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第42話 鬼公爵の行軍 三日後、街へ到着したのは女公爵ヴィラン。沈黙の威圧が民衆を縛り、群衆の中でリューベックと視線が交錯する。
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第43話 偽りの祝祭 領主館の豪奢な宴は、むしろ緊張を際立たせる。クルゴスの虚飾とヴィランの冷淡が、静かな対立を深めていく。
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第44話 静寂の潜入 密書を焼べ、ヴィランは夜の外出を命じる。護衛ファエラを従え向かう先は「キュロの泉」──策の糸が解け始める。
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第45話 牙を剥く虎 潜む一行。ヴィランの来訪に合わせ、泉の畔で奇襲が始まる。投じられた一石が、これから巻き起こる混沌へと事態を加速させていく。
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第46話 偽りの誘拐 ヴィランの剣技に圧倒されるも、彼女は自ら捕虜となる。嘆きの声は夜に吸い込まれ、偽りの誘拐は、革命の火種に新たな風を吹き込む。
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第47話 策なき革命 アジトで計画を断じたヴィランだが、民の覚悟を認め手を貸す。策なき革命──ここから本当の幕が開こうとしていた。
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第48話 反乱前夜 スラムを罠とするヴィランの策。全兵力を投じるリビンスク。蜂起の狼煙が、街のあちこちで静かに灯り始める。
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第49話 蜂起の狼煙 偽ヴィランが兵を翻弄し、民が決起。主の消えた領主館へ。空っぽの城へと向かう足音は、盤上の王手を告げる響きを帯びていた。
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第50話 轟鳴の迷路 音と共に退路は断たれ、兵は迷宮に沈む。主を失った館で、逃げ場なき密室で、狩る者と狩られる者の立場が今、逆転する─
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第51話 詰みの王手 逃亡を図る領主に、ヴィランとリューベックが引導を渡す。開かれた門の向こうには、絶望という名の現実が待ち構えていた。
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第52話 白銀の兄妹 ラムセス包囲。明かされるヴィランと従者の真の姿。凱旋する彼らの後ろ姿に、革命家達は新たな時代の訪れを感じ、胸の高鳴りを覚えていた。
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第53話 大芝居の幕裏 すべては周到に仕組まれた狂言だった。ビトラが語る真相。積み重ねられた様々な思惑は、一点へと収束していく──
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第54話 自由への産声 解放された街に希望が宿る。ヴィラン達を見送る感謝と別れ。解放の風は、遠くの地平まで吹き抜けていく……
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第55話 若き騎士の献策 ジャクメルの献策に不穏影あり。その陰気な男の登場が、静かに不吉な予感を漂わせるのであった。
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第56話 闇神ウォルの凶兆 出陣前夜、チェンライの占いは敗北を告げていた。闇の気配だけが、砦の夜に残り続けていた。
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第57話 帝国軍の進撃 要衝へ向け帝国軍が動き出す。鬨の声は風に乗り、銀色の波濤となって砦へと押し寄せる。
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第58話 見えざる障壁 北の魔女の力が強大な魔術障壁を打ち砕く。轟音の余韻は、砦の終わりの始まりを告げる弔鐘のように響く。
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第59話 勝利の旗印 不落の要塞が今、陥落する。凱歌は空に吸い込まれ、難攻不落の砦の陥落を、その歴史に刻んだのである。
第4巻(第60〜79話)
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第60話 盟約の地 ミュアイ 姫奪還を期し、無敵の騎士達はかつて窮地を救ったブラーム大公の元へ。盟約の地で、新たな戦いの幕が今まさに上がろうとしていた。
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第61話 英雄の来訪 門を開けさせたカリュース達は、大公との謁見で途方もない願いを口にする。英雄の来訪は、静かなミュアイ市に確かな波紋を残した。
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第62話 白と黒の軍師 激しい詰問に対し、リーディスはヴィラン公爵を利用する奇策を解き明かす。驚愕に揺れる広間に、白き軍師の冷静な声だけが静かに響き渡る。
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第63話 軍師の一手 満場一致で派兵が決定。己の敗北を悟ったユロは、去り際に怨嗟の声を遺す。英雄への賞賛は、同時に悪魔の心に消えぬ嫉妬の火を灯していた。
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第64話 ザッカートの野望 挟撃へ軍が進発した頃、野心に燃えるザッカートの大艦隊が上陸を果たす。迫りくる敵艦の群れ。平和な岬に、戦火の足音がひたひたと近づく。
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第65話 半弧の罠 主力全軍で半弧隊形を敷き、ミュアイ陥落の短期決戦を確信するザッカート。勝利を夢見るその瞳には、未だ忍び寄る破滅の影は映っていない。
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第66話 天の目、地の血 迫る敵に対し、リーディスは同じ半弧隊形での激突を命じる。動かない戦場──その均衡こそが、白き軍師が仕掛けた長き罠の始まりであった。
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第67話 刃と刃の交錯 ザッカートは焦燥から陣形を「槍の陣」へと変更する。必勝を期したその陣形は、死地への行軍であることを知らぬままであった──
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第68話 崩れる右翼 ミュアイ軍は右翼へ集中攻撃を仕掛け、ザッカート軍はこれを好機と捉える。優勢に見える戦況の裏で、破滅の歯車は静かに回り続けていた。
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第69話 消えた輜重 背後を突かれた補給部隊は無血開城し、駆けつけたザッカートは虚無を知る。誰もいない草原に吹く風だけが、愚かなる行軍を静かに嘲笑う。
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第70話 揺らぐ戦況 陸の戦局に安堵する中、海上の罠に気付いた白き軍師は暗闇へ拉致される。光ある場所が戦場ならば、影ある場所では黒い陰謀が蠢いている。
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第71話 死神の舞踏会 大渦に飲み込まれ、ヒスタリクの巨大艦隊は湖底へと消えた。淡く輝く月明かりの下、黒き軍師の冷笑だけが不気味に照らし出されていた。
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第72話 偽りの忠誠 絶望の戦場で照明球が光る時、最も信頼した部下が帝国騎士の正体を明かす。偽りの仮面は砕け散り、若き騎士は真実の姿で闇夜を駆け抜ける。
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第73話 復讐の鬼神 腹心の裏切りに直面したザッカートは、玉砕覚悟の突撃を帝国軍へと命じる。理性を焼き尽くした鬼神は、破滅への道をただ猛進していく。
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第74話 勝者の御旗 ルッカの突撃が陣形を割り、見事な挟撃作戦はついに大成功を収めた。戦いは終わった。だが、城内には未だ晴れぬ暗雲が立ち込めている──
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第75話 軍師の涙 冷酷なユロの卑劣な罠によって、無残にも湖の藻屑と消え去った五千の水兵。白髪の軍師の慟哭は、非情な現実に抗う優しき魂の叫びであった。
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第76話 消えぬ烙印 地下牢で捕虜となったザッカートから凄絶な憎悪を浴び、裏切り者の烙印を背負って歩む若き騎士ハースランド。最後に残るのは、策か力か──
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第77話 星々の集い 激戦を終え、大公城で再び一堂に会した仲間たち。魔女の占いが星々の因果を紐解く。見えざる糸が、彼らの運命をより強固に結びつけていく。
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第78話 運命の糸 皇母暗殺未遂に端を発する軍師の策と、娘を遠ざけようとした父の影。偶然か必然か──彼らの出会いは、大いなる意志によって導かれていた。
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第79話 死神のカード 残酷な死の啓示を背に、単騎で敵地へと闇夜を駆けるカリュース。死神のカードが示す未来。その答えを知るのは、夜空に輝く星々のみである。


