皆さん、お米の保存方法、どうしていますか?
家族が食べる分だけスーパーで買ってきて、米びつやペットボトルに入れて保管している人も多いと思うんですが、ペットボトルに入れて保存すると言っても、5kgを買ってくると、2Lのペットボトルを三本用意しなくちゃいけないうえに、ペットボトルに入れて保存するときも冷蔵庫で保存するのが推奨されていますよね。
でも、大型の冷蔵庫の野菜室についている2Lペットボトルを立てる場所は大抵は二本までだし、上の段の冷蔵室に入れて保管するにしても、結構場所を取りますよね。
僕がお米の保存方法で一番困ったのは、ふるさと納税の制度が始まってからでした。
ふるさと納税のお米は量が多い!
マメにふるさと納税をされている方はよくご承知のように、一時のふるさと納税の返礼品はボリューム!ボリューム!ボリューム!で、各市町村が豪華な返礼品を用意して、一生懸命我が町へふるさと納税を!というキャンペーンをやっていました。
その頃のお米の返礼品なんて、1.5万円のふるさと納税すると60Kgのお米が送られてくるという大盤振る舞いで、初めてお米狙いでふるさと納税したときは、届いたお米の量に圧倒されたもんでした(・・)(。。)
60Kgのお米って、四人暮らしの一般的な家庭で消費するには、むちゃくちゃ多いですよ?
自治体の中にはそのあたりを考慮してくれて、20Kgずつ三回に分けて送って来てくれたんですが、それでも期間が自分の好きな時期を自由に選べるわけではなかったので、時期によっては自宅にお米の備蓄だけで40Kgとか当たり前のようにありました。
今ではさすがにそんな大盤振る舞いな返礼品は規制がかかったので無くなりましたが、それでもまぁ三重県明和町みたいに、1.3万円のふるさと納税で15Kgのお米の返礼品を送ってくれるところもあるので、一回に届くお米の量自体はそんなに変わんないんですね。
じゃあ、15Kgとか20Kgとかが一回で自宅に届けられると、スーパーで買ってくる5Kg袋が三つとか四つとかになるわけで、こんだけのお米をペットボトルで保存するとなると、2Lペットボトルが9本とかいるわけ。
どこに入れるのさ(笑)
冷蔵庫、はいんないよ?
てか、最後のペットボトルを使うのはいつよ?
大量に届くお米自体はとてもありがたいんですが、とにかく保管方法を「スーパーで買ってきたのを、上手に保管」みたいな上品な方法ではダメなんですね、当たり前ですけど(笑)
そこで僕が当時注目して、今も毎回お米が届くたびに利用している便利グッズが、株式会社一色本店が販売している「おこめ長持ちセット ネルパック」シリーズです(=゚ω゚)ノ
お米は真空パックにして保存しよう!
今回ご紹介する商品は、大正13年創業の農業用資材や包装資材を主に取り扱っている、株式会社一色本店さんという老舗の企業さんが販売している、お米を長持ちさせるため開発をした「ネルパック」です!
農業用資材を扱っておられると言うことで、穀物の保存のためのノウハウをもっている、いわば「お米保存のプロ」が開発したのが、ネルパックシリーズになります。
ペットボトルで冷蔵庫保管しましょう、とういう主婦のアイデアみたいな保存方法とは、根本的な発想が違いますね。
そもそも、なんで食品って風味が落ちるかご存じですか?
食品の風味が落ちる原因は、「温度」と「酸化」なんです!
ペットボトルで冷蔵庫保存というのは、「温度」対策に重点を置いていますが、残念ながら開け閉めするペットボトルや、開封した後のペットボトルは、「酸化」を防ぐことは出来ませんよね。
ペットボトルで完全に密閉できるなら、一度空けた炭酸飲料でも、いつまでも気が抜けずシュワシュワ飲めるはずですが、そうなってない。
なので、ペットボトルで20Kgのお米を保存すると、最初の1本目は風味が良くても、最後の12本目に到達した頃には、封を開けた炭酸飲料を3ヶ月冷蔵庫でほったらかしにするようなモンなんで、確実に酸化は進んでいるでしょう( ̄▽ ̄;)
株式会社一色本店さんのネルパックは、この「酸化」による風味の劣化をどれだけ抑えるか、ということに注目した商品なんです!
ネルパック入っているアイテムは三つ!
まず、ネルパックはどんな風に「酸化」を防いでいるかというと、ネルパックに入っている5Kgのお米を入れることが出来る「専用保管袋」と保管袋内の空気を抜くための脱酸素剤「エージレス」が入っています。
脱酸素剤・・・名前の響きだけで、酸化防ぎそうな気がしません?( ̄ω ̄)
ネルパックは、お米を専用保管袋に入れその中に脱酸素剤を入れて密封することで、脱酸素剤が専用保管袋内の空気を吸って、真空状態にする優れたアイテムなんです!
特に僕が今回強調してアピールしたいことは、このネルパック、いつの間にか新シリーズが出ていたみたいで、パッケージが変わっていたんですね。
古いパッケージの商品については後で紹介しますが、今回購入した新シリーズのネルパックは、専用保管袋が布団圧縮袋みたいに、二重構造のチャックがついているところ。
このチャックを写真の青いパーツで挟んで、ぎゅっとしっかりと風をすること出来るようになったんですね。
今までのネルパックはチャック自体がついていなくて、ガッツ棒っていう二本の棒で挟みこんで封をする仕様だったので、封がちゃんと出来ていなかったり、ガッツ棒を何回か使ってヘタって来ていると、酸素がちゃんと抜けずに、三日経ってもただの袋の移し替え、みたいな状態になっていました(-“-;)
イラストでよくわかるネルパックの使い方
この画像はネルパックのパッケージに記載されているイラストですが、初めてネルパックを使う人でも大変分かりやすい説明イラストがついています!(=゚ω゚)ノ
まぁ、お米を移し替えてエージレスといれて、チャックを閉じて、空気が抜けるのを待つだけなので、そんな悩むような事はないです(笑)
僕が封をした後のネルパックについてアドバイスをすると、ネルパックは封をしてから2,3日で完全に空気が抜けて、写真みたいにお米と専用保管袋が密着します。
完全に密着すると言うことは、空気が抜けていく過程でお米がちゃんと平らになるようにしておかないと、変な形で空気が抜けて、積み重ねたり立てかけたりして保存するときに、困った形になることもあります( ̄▽ ̄;)
専用保管袋に入れて封をした直後のネルパックは、エージレスの色がピンク色なんですが、空気が抜けてくるとこれが紫色に変わります。
写真のように空気が入っているところはしわになっているので、この間はまだお米を動かすことが出来るので、下記のポイントに注意して、専用保管袋の中のお米の形を綺麗にしましょう(=゚ω゚)ノ
- 封をしたら出来るだけ平らな場所に置く
- カチカチに固まるまでは重ねて置かない
- 寝かさせた後は、前後に揺らしてお米が均一に袋に広がるようにする
この三点は守っておいた方が、仕上がったときの形が良くなると思います(=゚ω゚)ノ
きちんとお米を整地(?)した状態で2,3日ほっとくと、ちゃんと密閉された状態であれば写真のように、専用保管袋の空気が抜けて、お米の粒がわかるぐらいぎゅっと張り付きます。
当然お米の間に含まれている空気も抜けてお米同士もギュッと密着するので、しっかり空気が抜けたネルパックの専用保管袋は、軽く鈍器になるぐらい堅く、そして重く感じますね。
ここまでしっかりと空気が抜けた状態になると、専用保管袋が立ちます(笑)
スーパーで買ってきた5Kgの袋も、立つのは立ちますけど、だらーっとお米が下によって締まりなく立った状態になりますが、ネルパックは違いますっ( ゚∀゚)o彡°
しかも、思っているよりずっと薄くなります!
薄く、堅く、自立する、の三点が揃うと、床下収納に3袋(15Kg)を収納しても、こんだけのスペースで保管できます(=゚ω゚)ノ
空気も抜けているので酸化しませんし、袋も密着・密閉しているので湿気も出来るだけ防げますし、何より虫がつかない!
場所も取らない、風味も良いし、虫も来ない。
何より、遠慮なくふるさと納税で大量のお米を保存出来るのは、非常にありがたいですねっ(・・)(。。)
旧パッケージは間違って買わないようにしましょう
さて次にネルパックを買うときの注意点ですが、先ほども書きましたように、ネルパックがいつの間にか新シリーズが発売されていて、楽天とかのお店では旧シリーズと新シリーズが混ざって商品一覧に表示されます。
チャック付きの新シリーズは黄色い目立つパッケージで、ガッツ棒で専用保管袋を止める旧シリーズは写真のような、ネルパックの写真が印刷されたパッケージになっています。
この旧シリーズは、チャックがないため、写真のような青いレールのついたガッツ棒を二つに分けてそれで挟み込んで封をする、という仕組みになっています。
ガッツ棒で挟み込む仕様となっているため、専用保管袋の入れ口にはチャックがついておらず写真みたいに普通の袋になっています。
普通の袋の入れ口なのでチャック付きの新シリーズの袋よりは広がりやすく、お米自体は入れやすいんですが、チャックがついていないので、袋単体で密封することが出来ないんですね。
ガッツ棒だけアップにしてみると、ガッツ棒は写真みたいに受け側の棒と差し込む側の棒に別れていて、イメージ的には100均で売っている小麦粉などを封をするパッチンによく似ています。
ただ、100均のパッチンと違うのは、ガッツ棒の受け側のレールは少し硬い目のゴムのような触感になっているため、何回も使用していると少しずつ広がってきて、そのうちオス側のレールが軽く指でずらすだけで簡単にスライドするようになります。
こうなってくると、専用保管袋を密閉している状態を維持できる状態ではないので、封の開いたペットボトルでお米を保存するのと同じように、エージレスを入れていても空気が抜けない、というか外の空気を吸っちゃって、エージレスがダメになるだけで、専用保管袋は全く真空状態にならないんですね。
初めての利用の時はそんなことはないですが、エージレス自体は別売りをしているので、専用保管袋とガッツ棒を三回か四回使い回しして使っていると、もうダメですね(-“-;)
僕の家には、ダメになったガッツ棒と、日付がいっぱい書かれた専用保管袋がたくさん保管されています。
エージレス買えばまだまだ使えんじゃね?( ̄ω ̄)
と思って毎回残しているんですが、真空状態にならないので、ただの無駄金使いになっていました( ̄▽ ̄;)
でも!
新シリーズのネルパックはチャック付きなので、多分ガッツ棒よりは繰り返し使用できると思います!
お店やインターネットでネルパックを見かけたときは、僕は黄色い目立つパッケージの新シリーズをオススメしますので、お間違えないよう( ゚∀゚)o彡°
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