ティラミスといえば、ココアパウダーを表面にまぶし、ティラミスの間にはコヒーシロップを染みこませたスポンジ層がある、定番のティラミスを思い浮かべますよね😊
定番のスタイルは誰が見ても、ティラミスだ!と分かりますが、最近はティラミス専門店なども色々あり、さすがに専門店となると定番のスタイル以外に色んなタイプのティラミスが店先に並んでいるようです。
というわけで、前回は小瓶を使った定番のティラミスを作ってみましたが、同じ日にティラミス生地を倍量作って、もう一種類見た目の違うティラミスを作りました。
その時作ったのが今回紹介するフルーツティラミスになります。
フルーツティラミスで検索すると、お洒落なグラスにティラミスをいれ、その上にフレッシュフルーツをトッピングしたものが沢山出来てきますが、今回はお配り用スイーツの一つで作ったので、小瓶に詰めるタイプのフルーツティラミスに仕上げました。
小瓶の中にフレッシュフルーツをそのまま入れてもいいですが、運ぶ途中に型崩れする可能性が高いので、カチッとフルーツを固めるたいと思ったのと、「お洒落な小瓶を使った夏の手土産にぴったりのフルーツパンナコッタ」で、似たようなフルーツのせスイーツを作っているので、今回はフルーツソースで仕上げる形にしました😊
今回は手持ちのキウィとブルーベリーで作りましたが、みかん&みかんジャムでも、いちご&いちごジャムでも、季節に合わせてその時々にお好きなフルーツで作ってみてはいかがでしょうか😉
- 材料 (90ml×10瓶)
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スポンジ生地
- 卵白4個
- 卵白用グラニュー糖55g
- 卵黄4個
- 卵黄用グラニュー糖15g
- 薄力粉50g
- 牛乳35ml
- 作り方は下記レシピ参照。
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カスタードクリーム材料
- 牛乳40ml
- グラニュー糖7g
- 卵黄(1/2個)10g
- バニラエッセンス1滴
- 薄力粉4g
- 作り方は下記レシピ参照。
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ティラミ生地
- 生クリーム150ml
- マスカルポーネ150g
- 無塩バター7g
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コーヒーシロップ
- お湯60ml
- グラニュー糖12g
- インスタントコーヒー4g
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フルーツソース材料 2種
- ブルーベリージャム100g
- キウイペースト(キウイ2個)100g
- 粉ゼラチン10g
- ゼラチン用のお湯100ml
- レモン汁10ml
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トッピング
- 冷凍ブルーベリー25粒
- キウイ1個
POINT材料は小瓶10本分ですが、グラス4人分ぐらいでも丁度良いと思います😊
作り方の手順
今回はティラミス&フルーツソースの二層で仕上げますが、瓶の底にはコーヒーシロップを染みこませたスポンジケーキを敷きましたので、最初にスポンジケーキを作っていきます。今回はスポンジケーキはロールケーキ天板を使って作りましたので、このリンクを参考に一枚焼いてください😊
このロールケーキ天板は30cm×24cmに焼き上がるので、今回のレシピで使用している小瓶20本分になります。
焼き上がったスポンジケーキは、小瓶の中に入れて使うにはそのままだと分厚すぎて使いにくいので、厚さを調整します。
くり抜いてから一枚ずつ圧縮してもいいと思いますが、均一に同じ厚さのスポンジケーキ層にするなら、両面をクッキングシートで挟んで、2mmのアクリルルーラを目標の高さに、まな板とかを上に乗せてぎゅーーーっと押さえつければ、結構薄くなってくれます🤣
2mmまで無理矢理圧縮させたスポンジケーキはこんな感じになります。当たり前ですが、元々のサイズより大きくなるので、くり抜くときに余裕が出てこれはこれで良かった気がします😆
今回使用した瓶は口の幅が4cmぐらい、底の幅が5.5cmぐらいだったので、5cmのセルクル型でくり抜いていきました。
紹介しているレシピの材料は10本分ですが、同時にスタンダードティラミスも作っているので、くり抜いた枚数は20枚になります。圧縮して引き延ばしたので、結構余裕がある感じでくり抜けました😊
次にスポンジケーキに染みこませるコーヒーシロップを作ります。コーヒーシロップはお湯とお砂糖、インスタントコーヒーを混ぜればOKです。エスプレッソソースがあればもっと濃厚な感じにしあがりますが、こだわりがなければ、インスタントコーヒー汁を作るだけで十分だと思います。
インスタントコーヒーと砂糖を混ぜたら、ケトルなどで80度ぐらいに温めたお湯をレシピ量注ぎ入れます。お湯の量でコーヒーの濃い薄いが変わりますが、5cmのスポンジケーキに染みこませるので、濃い薄いの違いはあんまりわからないと思うので、レシピの量ぐらいのお湯でOKです。
準備しておいた円形のスポンジケーキにコーヒーシロップを染みこませていきますが、最初からジャブジャブに染みこませると、瓶中にいれるときに型崩れしますし、何より瓶がものすごく汚れて、後から拭く手間が発生するので、この時点では側面にしっかり染みこませたら、刷毛に残っているコーヒーシロップを表面にちょんちょん塗る程度でOKです
スポンジケーキを小瓶の中に入れていきます。真ん中を両手の指でそっと押し込めば、綺麗に瓶の中に入ってくれるので、瓶の中に入った底まで押し下げてください。その際瓶の側面にコーヒーシロップがついて汚れることがあるので、瓶についたコーヒーシロップはティッシュなどで拭き取ってくださいね。
次にティラミス生地に混ぜるカスタードクリームを作りましょう。カスタードクリームを使用しないティラミスのレシピも紹介していますが、今回は小瓶10本っていう結構な量のティラミスを作る必要があったので、かさ増しのためにカスタードクリームを使用しました。
カスタードクリームは出来たては結構熱いので、粗熱が取れるまで置いておくか、急ぎの時は保冷剤などで冷やしてくださいね。冷蔵庫に入れて冷やしてもいいですが、冷蔵庫で冷やすとカスタードクリームが少し固くなるので、ティラミス生地に混ぜるときは必ずしっかりほぐしてから混ぜてください。
スタードクリームの粗熱が取れたら、ティラミス生地を作っていきます。ティラミス生地はマスカルポーネと生クリーム、バターしか使わないので、結構シンプルですね😊
マスカルポーネをホイッパーなどでしっかりとほぐし、常温に戻した柔らかくなったバターを練って、マスカルポーネに加えて混ぜ合わせましょう。どちらも同じぐらいの温度になっていれば、綺麗に混ざり合ってくれると思います😉
マスカルポーネとバターが混ざり合ったら、先ほど作ったカスタードクリームを準備してください。カスタードクリームはしっかりとほぐさないと、ティラミス生地と混ぜたときに黄色いダマが出来るので、ちゃんと練ってから混ぜてくださいね。カスタードクリームがしっかりとほぐれたら、マスカルポーネをカスタードクリームに加えて、しっかりと混ぜ合わせます。どちらもクリーム状なので、練るように混ぜ合わせれば綺麗に混ざると思います🙂
ティラミス生地とカスタードクリームを混ぜ終わったら、生クリームをボウルに入れ、ゆるめにホイップしてください。普通は生クリームと砂糖を混ぜてホイップクリームをつくりますが、今回はカスタードクリームが砂糖の代わりになるので、砂糖を使わずに生クリームだけでホイップクリームを作ります。
ホイップクリームを2,3回に分けてマスカルポーネのボウルに加えて混ぜ合わせればティラミス生地の完成です。特にややこしい作業はないですが、ムラなく混ぜ合わせた方が良いので、混ぜる時は丁寧に混ぜてくださいね😊
回は口が小さい小瓶の中にティラミス生地を注ぎ入れていくので、丸口金をつけた絞り袋の中にティラミス生地をいれて注いでいく形をとりました。スプーンなどでぼとぼと落としていくよりは、この方が綺麗に注入できますしね😉
絞り袋にティラミス生地を入れたら、準備しておいた小瓶の中に注いでいきます。今回は瓶の半分はフルーツソースにするので、注ぎ入れるティラミスは瓶の真ん中より少し下ぐらいにします。
ティラミスを注ぎ入れたらこんな感じになります。真ん中より上に見えますが、瓶の口から見ると、真ん中ぐらいになっています。スポンジケーキが2mmぐらいの厚さがあるので、クッキーを砕いたときよりは底に何かあるのが横からみて分かりますね😊この後はしばらく冷蔵庫で冷やし、ティラミスを固めてください。
フルーツソースに混ぜるフルーツをカットします。今回はキウイと冷凍ブルーベリーを使用しました。キウイはあまり小さく切るとつぶれてしまうので、つぶれない程度の大きさでカットしてください。キウイは1個を18等分ぐらいにしています。
フルーツをカットしたら、冷蔵庫で冷やし固めておいたティラミスの上に乗せていきます。写真はなんとなく綺麗に並べていますが、フルーツソースを上からかけたら全く見えなくなるので、そこまで綺麗に並べる必要はないですね。
カットフルーツを入れ終わったら、ティラミスは冷蔵庫で冷やしておきましょう。次にフルーツソースを作っていきます。フルーツソースはピューレ状にしたフルーツに、ゼラチン液を混ぜるだけで作ることが出来ます。フルーツピューレはスーパーに売られているジャムでもいいですし、キウイみたいにジャムとして売られていないフルーツは、生キウイを潰したものでもOKです。フレッシュフルーツを使うときは、潰した後に水分が出ますので、出来れば水分はキッチンペーパーなどで水気を取っておいた方が良いと思います。
60~80℃ぐらいのお湯に粉ゼラチンを溶かしましょう。僕はケトルで80℃のお湯を注ぎ、注ぎ口のある計量カップの中にゼラチンを入れて、ゼラチン液を作っています😉
ゼラチン液が出来たら、先ほど準備しておいたフルーツピューレに均等に注ぎ入れましょう。ゼラチン液を注いだらしっかりと混ぜ合わせ、お好みでレモン水を加えてください。
出来あがったフルーツソースを、小瓶のティラミスに注いでいきます。今回は90mlの小瓶10本分のフルーツソースなので、大体一瓶あたり30mlぐらい注ぎます。ただ、中にカットフルーツが入っているので、30ml注いだときに思った以上にせり上がる事もあるので、瓶に注ぎ入れるときは高さに注意して注ぎ入れてくださいね。
フルーツソースを注ぎ入れた後横から見るとこんな感じになりました。まだ上の方があいているのは、最後にフタがわりにティラミスを注ぎ入れるので、20ml分ぐらい空けてあります。
最後に残ったティラミスを瓶の口ギリギリまで注ぎ入れ、見た目が綺麗になるようすりきりヘラなどで表面を整えます。※ふたしたら見えない部分なので、写真を撮らないなら適当でいいと思います。
フルーツティラミスの完成形を横から見るとこんな感じになりました。ふたに隠れる部分にはなりますが、ティラミス・フルーツソース・ティラミスの三層になっているのがわかりますね😊
ふたを閉めれば、お配り用フルーツティラミスの完成です。毎回思いますが、この状態で100均のデコシールをはると、なんちゃってお店スイーツっぽくなりますね😆
コーヒーシロップを染みこませたスポンジケーキの切れ端が余っていたので、残ったティラミスを合わせて家族用のスーツにしてみました。
グラスの底に、カットしたスポンジケーキの切れ端を入れます。
その上から残ったティラミスを均等に注ぎ入れます。
最後にいちごジャム&ゼラチン液で作ったフルーツソースを注ぎ入れ、冷蔵庫で冷やし固めて完成です😉いちごの季節ではないのでカットいちごは入っていませんが、アヲハタのいちご果肉入りのジャムを使ったので、なんとなく果肉が含まれているのが分かりますね。
横から見るとこんな感じになりました。果肉入りのジャムだといちごソースの色の濃さにばらつきが出ちゃってますが、均一な仕上がりの普通のいちごジャムで作れば、色も均一な綺麗なフルーツソースになると思います。
参考サイト・書籍
過去のレシピを元に作成しているので参考にしたサイト・書籍はありません
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