僕の家では、夕食時には必ず何かしらの果物を出す習慣があるんですが、毎回毎回スーパーで季節の果物を買ってきていたんでは、お金がかかってしょうがないので、大体はネットで訳あり果物○Kgみたいなのを買うんですね。
で、柿の季節が終わって真冬にさしかかったぐらいになると、僕の家では延々と半年ぐらい「リンゴ」が夕食にでます。
リンゴって、今の時期にスーパーに行くと、高いところだと1個200円超えたりしてません?( ̄▽ ̄;)
僕はそんな高級スーパーではお買い物できないので、まあキャッシュレス還元5%をやってて、PayPayが使えそうなスーパーに行くので、リンゴもまぁ1個130円ぐらい。
それでも高いなぁと思うので、やっぱりいつものようにネットで訳ありリンゴ10Kg4500円とかそゆのを買って食べるんですが、これがまた真冬の時はそこそこよい味の商品が送られてくるんですが、今の時期になると、まー酷いのなんの( ̄▽ ̄;)
写真のリンゴが当たりの悪かった訳ありリンゴで、確かに商品名には「小粒のリンゴが50~60玉!」みたいな事が書いてあったので、質より量、大きさより個数と、スーパードケチ精神全開でポチって買ったら、
小さいにもほどがね?( ̄ω ̄)
写真の左端に、ちょっとだけ大きい目のリンゴおいてますけど、これ、スーパーで売ってる130円リンゴより二回りぐらい小さいんですよ?( ̄ω ̄)
その他のリンゴ、それよりもさらに小さいのわかります?
後ろにバニラエッセンス置いてあるでそ?
そのラベルよりも高さ小さいんですよ?
なんだろう、イメージ的には、お部屋の棚に飾る100均とかで売ってそうなリンゴのオブジェ?( ̄ω ̄)
リンゴ飴のリンゴか、まぁその親戚なぐらい小さい。
こんなんが60玉も入ってたもんだから、冷蔵庫の野菜室が一面青い野原状態に。
小さすぎるので、一回に二個とか三個とか剥いて消費してるんですが、これで美味しけりゃあまだ我慢できる。
ところが、渋いのなんの…( ̄ω ̄;)
リンゴアレルギーがあるわけじゃないのに、食べたら微妙に舌がしびれるし…( ̄ω ̄)なんコレ?
ここまで渋いとさすがに毎食後に出して子供らに食べさせるのもアレだなぁと、食べながらボヤいてたら、奥さんが
奥さん「渋いリンゴは、ジャムかアップルパイに向いてるよ」
とアドバイス。
腐るほど冷蔵庫に入ってるんで、遠慮なく使えるなということで、アップルパイを作ることにしてみた(=゚ω゚)ノ
アップルパイの材料を準備してみる
奥さん曰く、アップルパイの材料って意外に少なくて、基本的には
- リンゴ 500g
- 砂糖 100g
- レモン汁 小さじ1
- パイシート 2枚
あればいちお出来るとのこと。
後はいかにもアップルパイです!っていう風味を出したいなら、シナモンを使うとよりアップルパイらしくなるとか。
アップルパイを作ろうと思い立ったのが、渋いリンゴを食べた夕食後だったので、とりあえずその日の晩は中身だけを作ることにした。
てか、パイシートないし、夜中にアップルパイ完成させたら、お夜食でアップルパイ食べちゃうでそ?
それ、なんてデブ活?( ̄ω ̄)
コロナのせいで三ヶ月運動してなくて、順調にデブ活ポテチ三昧していた僕に、いよいよ本格的な中年太りを目指せと?( ̄ω ̄)
そんなけしからんお夜食を作るわけにもいかないので、今晩は中身だけを作ることにした。
まず最初に砂糖を100g準備してくれと奥さんに指示されたので、引き出しをゴソゴソして砂糖を取り出そうとしたら、上白糖と僕が普段パン作りに使っている三温糖があった。
僕「上白糖と三温糖があるけど、どっちがいいん?」
と訪ねたら、「甘いのがイイなら三温糖」との返事が返ってきたので、デブ活うんたらと言いながらも、結局わがままボディの誘惑には勝てず、悩まずに「三温糖」をチョイス( ̄ω ̄)ふふっ
三温糖を100gはかりではかって、フライパンへ。
次にリンゴを準備するんですが、レシピ的には「500gぐらい」との指示が。
普通のリンゴなら、2玉でいいんです、2玉で。
うちの渋い小玉リンゴ達は、500g切り出すのに何個使ったと思います?( ̄ω ̄)
8個ですよ8個!!( ̄▽ ̄;)はぁあああ?
小粒過ぎて包丁の刃の方がリンゴの表面より遙かにデカいので、カツラ剥きなんてしようもんなら、自分の指ごとカツラ剥き剥きになっちゃうんで、ピーラーでサクサク皮むいていった。
最初は、小粒つっても、さすがに半分ぐらいの重さがあるっしょ?なら、4個もあればいけるじゃん、って感じで、最初はちょいもったいない精神で、4個からスタート。
そしたら、んまー、1個入れても全然分量増えない増えない( ̄Д ̄;)
一個剥いてカットしてはボールに追加して、全然足りん、まだ足りん( ̄▽ ̄;)的な感じで、シンクが剥きまくった緑の破片で埋め尽くされて、ようやく既定の分量に。
その時には当初の予定の4個が、8個に。
これ、会社の事業計画なら、ケチって資材準備したら、実はその4倍コストがかかっちゃいました(* ̄∇ ̄)てへっ、みたいな感じでチームから外される勢いですよ?
剥き終わったリンゴのボールに、レモン汁を小さじ1杯いれて、という奥さんからの指示があったので、言われたとおりにレモン汁をボールにいれて、ボール振りながら混ぜ混ぜした後、奥さんから耳を疑うような指示が。
奥さん「そのリンゴ、網カゴにいれて、水でさらして」
僕「…( ̄ω ̄)は?」
奥さん「だから、水でさらして」
僕「いや、今ポッカレモンいれんかった?」
奥さん「だって、レシピにそう書いてあるもん」
水でさらすなら、なぜにポッカレモン入れたw
僕的には本当に最初に入れたポッカレモンの意味があったのかどうか、大いに疑問がありながらも、また後で必要になるかも知れないと、ポッカレモンは片付けずにソッとコンロの片隅において、剥いたリンゴを水でジャブジャブ洗いたおした。
水でさらしたあとのリンゴを、先ほどフライパンに入れた三温糖と混ぜて、ここから煮詰めながらアップルパイの具(?)の部分を作る作業になります!
娘が「何つくってるん?」と聞いてきたので、
僕「アップルパイのタネ( ̄ω ̄)」
と返事をしたら、奥さんから「フィリングだよw 肉まんじゃねーよw」と突っ込みが(-ω-;)
この、フィリング作りというのがそこそこ大変で、加熱しながらリンゴと砂糖を混ぜていって、最終的には水分が飛んで、くたくたになったリンゴを作るわけですが、最初のうちは写真みたいにいい感じに水分が出てくるんですよ、フライパンに。
水分が出てくるので、三温糖が加熱された水分に溶けて、リンゴと絡み合っていく。
これが煮詰まって柔らかくなれば、確かに良い感じのアップルパイのタネになるのは想像が出来たので、僕はその時を楽しみに、焦げないようにひたすら混ぜながら加熱を続けました。
最初はおしゃもじ一個で円を描くようにかき混ぜてたんですが、案外リンゴをカットしたヤツって上手くひっくり返ってくれないんですねぇ。
チャーハンの感覚でフライパン揺らしながら、さっとおしゃもじを通せば混ぜられると思ってたんですが、フライパン揺らしてもそもそもリンゴが揺れない(笑)
激しく揺らすと、フライパンの縁に沿って外側に飛んでいきそうになるので、やむなくおしゃもじ二刀流に変更。
二本のおしゃもじで混ぜていたら、遠くから見ていた奥さんが「焼きそばちゃうでw」と突っ込みが(-ω-;)
あー、作ってるのは「洋菓子のアップルパイ」です、うん。
なんかうちにはそれっぽい混ぜる調理器具もあった気がしますが、僕は何でも混ぜるときはおしゃもじと菜箸使う人なので、気にせずダブルおしゃもじで作業続行。
…20分経過。
全然色も変わらないし、柔らかくもならないですが?( ̄ω ̄)
…30分経過…
水分どんどん飛んでいって、リンゴがフライパンに焼き付くんですが?( ̄ω ̄)どゆこと?
このまま作業続行すると多分黒焦げになった炭リンゴが出来上がるだけなので、水分をじゃんじゃか追加しながら、ひたすらダブルおしゃもじで混ぜ続ける。
混ぜれど混ぜれど、どーみてもごま油かぶったジャガイモにしか見えないんですが?( ̄ω ̄)あれっ?
…40分経過した頃
奥さん「マッシャーで砕いちまえば!?( ̄▽ ̄;)」
と。
マッシャーって、マッシュポテトとか作る、あのブニュブニュ、ぐちゃぐちゃにする、アレっすよ?
あれで煮詰めたリンゴ押しつぶしたら、食感もへったくれも…
なんてことは、僕は気にしないので、遠慮なくマッシャーを投入して、いつまでも粘るリンゴ達に制裁を与えることにしてみたヽ(`Д´)ノ
…潰れないんですけど( ̄ω ̄)
マッシャーで押しつぶす → マッシャーの隙間から、元気な奴らがコンニチワして出てくる。
押せども押せども、潰れる感全くしないリンゴ達w
二枚の写真、マッシャー攻撃しまくってるときの写真と、その後の写真なんですが、全然潰れてないですよね。
40分近く、水でだくだくにしながら煮込みまくったリンゴって、こんなに型崩れせんもんなん?と、リンゴの生命力の強さに改めて驚いた僕。
結局、マッシャー攻撃は不発に終わり、いよいよどうしようかと悩んでたところに、奥さんが「とりあえず試食してみたら?」と言ったので、おしゃもじについているヤツをそのままパクついてみた。
あああああっっつうういいいい(°ω°; 彡 ;°ω°)!!?
フーフーせずに試食するんじゃなかった…orz
舌先を軽く火傷しながらも、お味の方はGood!!\(^o^)/
リンゴのシャキシャキした食感は残りつつ、味はかなり甘いアップルパイのタネのお味。
ここまで渋りんご感がないなら、もういいやと、長い時間かけて煮込まれなかったリンゴ達をお皿に移して、この日の作業は終了。
お皿に移したリンゴを見るたびに、僕は一体何を炒めてんだろうと思うようなお姿。
ジャガイモちゃうよ?( ̄ω ̄)
タマネギでもないよ?( ̄ω ̄)
たくあんでもないよ?( ̄ω ̄)
パイシートを買ってきて、飾り付けをしてみる
さて、昨晩はなんだかんだと、一応美味しそうなアップルパイのタネが出来上がったので、翌朝嬉々としてスーパーに冷凍パイシートを買いに出かけました。
冷凍パイシートは、文字通り多層に加工されたパイシートが冷凍食品として売られている商品で、コレを使えば誰でも簡単にパイ料理ができるという優れ物。
僕の家の近くにあるスーパーには、冷凍パイシートの定番ニップンの「Pie Sheet 2枚入り」が売っていたので、それを調達。
何で2枚入りなんだろうと思ってたら、奥さんが「1枚だったら、フタされてないアップルパイ出来るやん」と。
あぁ(笑)
ここからの作業は失敗すると見た目的にえらい事になるので、奥さんがやってくれました。
まずは、パイシートを製パン用の麺棒で引き延ばし、耐熱容器のサイズにまで大きくします。
それを耐熱シートにはめて、ちゃんと器になるように綺麗に切り抜きます。
余った生地は、後から作るフタの部分に飾り付けする飾りとして加工していたみたいですが、途中で奥さんが「これ、膨らむと飾りが飾りでなくなるような気がする」と思ったらしく、お花の部分は取り除いて、小さいミニパイのおやつみたいな感じにしてアップルパイと一緒に焼いていました。
確かに昔パン作りをしたときに、パンダだか熊さんだかの、動物系のパンを娘のために作ったことがありますが、焼く前のパンはちゃんとパンダか熊さんの顔になっていたんですが、焼き上がってくる過程で、鼻やら耳やらがあらぬ方向に膨らんで焼き上がり、仕上がった物は、ホラー映画も真っ青なエグい見た目になった記憶がありますね(笑)
なので、こういうオーブン焼き上げ系で膨らむ食材の時は、冒険しない方が賢明だと思います(・・)(。。)
パイシートの1枚は底用に、もう一枚はフタ用に分けて、フタの部分もただ細長い短冊を並べるだけだとかわいくないので、奥さんが編み編みにした縁を作って、綺麗に飾り付けをしてくれました(^^)
僕がやってたら、多分、単なる金網になってたと思います( ̄ω ̄)
飾り付けが終わったパイは、溶き卵のドリュールをたっぷり付けて、200度に予熱したオーブンで30分焼けば、完成。
ちょうどおやつ前の時間に出来上がったので、家族で実食したところ、一晩寝かしたアップルパイのタネもとても良い感じに味が引き締まってて、苦労して作ったかいがあったな、と。
奥さん「渋りんご、腐るほどあるから、冷凍パイシート、次のお買い物の時に買ってきて」
僕「…( ̄ω ̄)はい?」
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