【第13〜17話まとめ】森の異端者と皇帝の勅命 |EWIG連載ノート

AD
【第13話〜第17話まとめ】森の異端者と皇帝の勅命 |EWIG連載ノート

これは、カクヨムで連載中の小説『EWIG(エーヴィッヒ)』を、途中からでも追いやすい形にするための“まとめ記事”です。

本作は高校時代に執筆した原稿で完結済、全99話の構成です。

ネタバレ注意
この記事は、第13〜17話の内容を物語の流れが分かる形でまとめています。未読の方はご注意ください。

一つ前のまとめ記事

第13〜17話のあらすじ

ゲナブの森と黒い影(第13話)

 帝都の南に広がるゲナブの森で、人間離れした速度で駆ける黒い影が目撃された。その調査に赴いたのは、豪快なデス大騎将と、彼に連れられたカリュース、ルッカであった。

 デスの気まぐれで道なき道を進んだ彼らが森の奥で出会ったのは、かつてデスの師であったという伝説の占い師──北の魔女ウィフィツィばばが率いるジプシーの一団だった。

北の魔女ウィフィツィばば(第16話)

 怪しげな馬車の中で、ばばはカリュースの運命を占う。彼女がタロットで示したのは、カリュースが周囲を飲み込むほど巨大な「運命の星」であるという事実だった。

 カリュースの星は、やがてすべてを巻き込む巨大な星となり、傍らには影のように光る白い星が苦しみながら抗っている──それでも彼は運命に逆らってはならない、と。

『従えば皇帝の加護、逆らえば死神が背につく。』

 さらにばばは告げる。

 「転換期は今日来る。探す者は北にいる。だが急ぐな。南から近づく紫の星を見つけよ。白い星を信じよ」

皇帝の勅命(第17話)

 予言は、城に戻るや否や現実になった。夕暮れの静寂を破り、グリブロー大将軍から下されたのは、皇帝レイヴァ三世の名による勅命であった。その内容は、「数年前に何者かに拉致され、行方不明となっている皇女ティア=スィークリト=ランフォーレを探索し、救出せよ」というもの。

 成功すれば大騎将への昇格が約束されるが、失敗すれば現在の中騎将としての地位すら剥奪される──栄誉を装った刃である。困難と罠の匂いを悟りながらも、カリュースは受けると決める。補佐を命じられたデスは自身の部隊を貸し、実直な副官ハースランドもまた同行する。

 しかし、広大な大陸の中で雲を掴むような探索を行うには、武力だけでなく卓越した頭脳が必要だった。そこでデスが提案したのが、かつて大戦の影で戦局を動かした「白髪の軍師」リーディスだった。

 その夜、カリュースの私邸に四人の男たちが集った。病弱な体を押して参謀を引き受けたリーディス、豪快なる上官デス、実直な副官ハースランド、そして若き英雄カリュース。

 白々と明けゆく空の下、彼らは結束を誓い合う。理不尽な権力と、巨大な運命に抗うために──まだ形のない旅路へ、歯車は確かに回り始めた。

第13〜17話の主要な登場人物

  • カリュース カリュース

    スィークリト帝国の中騎将。正義感が強く帝国の腐敗に憤るが、勅命で姫探索へ向かう。
  • デス デス

    カリュースの上官の大騎将。豪快な性格で、カリュース達を陰ながら支える。
  • ルッカ ルッカ

    小騎将。カリュースの同僚であり、友。
  • ハースランド ハースランド

    中騎兵。カリュースに付き従う若き騎士。
  • リーディス リーディス

    白髪の軍師。病弱で右足が不自由ながらも、カリュースを支える半身的存在。
  • ウィフィツィのばば ウィフィツィのばば

    北の魔女と呼ばれる占い師。カードで運命を語り、カリュースに運命を告げる。
  • ミック ミック

    ウィフィツィのジプシーの少年。
  • グリブロー グリブロー

    大将軍。皇帝の勅命を伝え、カリュースに姫救出を懇願する。
  • シルエット 男性 レイヴァ=スィークリト=メドル三世

    スィークリト帝国皇帝。勅命を下し、探索と救出を命じる。
  • シルエット 女性 ティア=スィークリト=ランフォーレ

    拉致されたスィークリト帝国の姫。

国名・地名・用語

  • スィークリト帝国:物語の中心国家。カリュース達が属する帝国。
  • 帝都ラウェル:スィークリト帝国の中心都市。
  • ゲナブの森:帝都ラウェルの南に広がる森。調査の発端となる。
  • ウィフィツィのジプシー:北の魔女が率いる、三日月と太陽の紋章を持つジプシー集団。

第1巻(第1~17話)のまとめ

個別にエピソードを読む

タイトルとURLをコピーしました