この二、三日の大きな話題と言えば、東京を中心に感染者数が急増している新型コロナウィルスの話題と、コロナ後の世界を目指す「go to キャンペーン」の実施についてですよね。
7/16時点では、go to キャンペーンは、東京都を除く地域から利用可能にして、予定通り7/22からの実施ということになりそうですが、まー新聞やメディア、SNSを見ていても賛否両論が噴出していて、これらを読んでいると、まるで旅行そのものが悪だ!みたいな勢いで批判しまくっている人もいて、何ともはや…( ̄▽ ̄;)
僕も、新規感染者数がここまで急増していなかった7/8と7/9にこの夏の旅行についての記事を書いているぐらいなので、今回の騒動は興味深く、また注意深く見守っています。
僕が住んでいる地域は東京都ではないので、go to キャンペーンは一応利用できますが、そもそもgo to キャンペーンがあろうがなかろうが、キャンセルするのが難しい旅行もあるんじゃないかなぁと。
例えば、航空券は特典航空券で申込みしていて、申込みをしたのがマイルの有効期限が切れそうだから、という理由だったとしますよね。
その申込み時期が、例えば旅行の一年前(航空会社が受付をしてくれる最初の時期)だったりすると、国内線特典航空券の搭乗日変更は、申込みをした日の一年後までとかそゆ条件になるので、今年の夏休み時期を狙って一年前に特典航空券を申し込んでいたとすると、搭乗日を変更したとしても今年の九月までしか対象になりませんよね。
もちろん払い戻しをしてマイルに戻すことも出来るんですが、ここで大きな問題がでることがあります。
上の方に書いていますが、マイルの利用は、「マイルが余ってるから使う」という場合と、「マイルの有効期限が切れそうだから使う」という二つの理由が考えられます。
「マイルの有効期限があるから使う」場合は、特典航空券をマイルに戻したときは、使用したマイルの有効期限は元の有効期限となるため、使用したマイルによっては、特典航空券をキャンセルしてマイルに戻すと何万マイルも無効になることもあります。
マイルって、飛行機に乗る以外にもショッピングなんかでもたまりますが、1万マイルためようと思うと、100万円ぐらいショッピングしなきゃいけないので、それが特典航空券キャンセルによって失われると、それまでの努力がパーになったりするわけですね(^^;
なので、人によっては旅行自体を取りやめて航空券をいじると、使用したマイルの大半がパーになるか、九月までに無理矢理行くかのどちらかを選択しなきゃいけない。
九月までというけれども、「今年の八月に沖縄旅行は楽しめるか!?(過去編) 」の方にも書いたように、九月の沖縄は台風の直撃を食らうことがあるので、選択肢としては悪手( ̄▽ ̄;)
なにより、
九月のいつの時期にいくよ?
一ヶ月二ヶ月で、コロナがおさまっているか?
ということもあるので、go to キャンペーンがあろうがなかろうが、特典航空券をキャンセルせずに、沖縄に行かざるを得ない人も出てくるんじゃないかなぁと…
尾身先生のいう事も理解出来る
新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身先生は、
という発言をされて、この言葉がgo to キャンペーン反対派の人たちからモーレツにバッシングされています( ̄▽ ̄;)
だけど、僕的にはこの言葉の意味は、
「新型コロナウィルスの対策をせずに行動すれば、どこにいてもうつりやすいのは間違いないし、感染症対策をしっかりとすれば、旅行先でも人からうつされることも、人にうつすリスクも少ない」
という意味でしかないと思うわけです。
マスクせずに大声でしゃべりながら会食すれば、近所の居酒屋やカラオケボックスでもうつるし、マスクをして感染症対策をしっかりしている旅行先のレストランで、家族とだけ小さくまとまって静かに会食すれば、感染は抑えられるだろう、というわけですね。
この話は、旅行するから地方にウィルスを拡散させるんだ、という論点で責め立てている事とは、全然関係ない話だと思います(・・)(。。)
「人にうつすリスクと、人からうつされるリスク」と、旅行をして地方にウィルスを拡散させるという話は別なので、これを一緒くたにして、旅行=悪みたいな話になるのは、アレだなぁと(-ω-;)
ただ、無症状患者が多くなってきている事実はあるので、もしgo to キャンペーンをこの点から再考を論じるのであれば、
ということなので、それが「最も感染者数が増加している東京都は除外」という選択肢は、一つの方法としては正しいのではないかと思います。
これを言うなら、僕が住んでいる地域も大都市圏ではあるので、除外しても良いとは思います。
8月上旬の時点で、沖縄県は10万にあたりの新型コロナウィルス感染者数が日本で一番悪化しているため、この時期に沖縄旅行をするのはオススメ出来ませんが、少し落ち着いてきて、沖縄県側が今なら観光客の皆さんを受け入れできますよ、とアナウンスした時期であれば、しっかりと新型コロナウィルス対策をした上で沖縄を訪れるのは良いのではないかと思います。
この「コロナと共にある旅行」というのは、これから一年ぐらいは続くと思います。
尾身先生も仰っていますが、新規感染者数がゼロになるまであらゆる活動を止めてしまうのではなく、ゼロにはならなくても、対策を施しながら工夫をして活動を再開する、というのが新型コロナウイルス感染症対策分科会の提案なわけですね。
この工夫は旅行だけでなく、日常生活においても同じ事なので、旅行=悪といって、何もかも止めてしまうのではなく、たとえ地元への旅行であっても、どうすれば「コロナと共にある旅行」をする事が出来るのかは、これからずっと考えていかなくてはいけませんよね。
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