今回は富澤商店さんから「富澤商店ファミリーさんも是非参加してみてください!」というお誘いをいただいた、4/1から開催されている「#富澤商店レシピ選手権」用の三品目のパンを紹介します😉
「#富澤商店レシピ選手権」は富澤商店さんが指定するレシピを使うか、オリジナルレシピを使うかどちらかでお菓子、パンなどを作ってSNSで投稿しよう!というイベントで、今回は富澤商店さんのレシピの中から、「No.71 春よ恋で作る!北欧風カルダモンパン」のレシピを使って作ったものを紹介したいと思います😉
レシピは基本的には富澤商店さんのSAWAKOさんのレシピをそのまま使っていますが、SAWAKOさんがレシピの中で「※成形が難しい場合には、シナモンロールのように巻いて仕上げても良い。」と書いておられるように、このレシピの成型はパン初心者の方には難しいと思います😵
何が難しいって、カルダモンフィリングが漏れやすい状態でパン生地をさらにのばして成型しなくてはいけないので、上手くパン生地が伸びないと、SAWAKOさんのレシピのような形なるどころか、似ても似つかぬ形にしあがります😭
僕が一回目に作った時は大失敗したので、素直にSAWAKOさんの助言に従って、今回紹介するレシピはシナモンロールの成型に変更して、紹介したいと思います🙂
元レシピとの違いは、成型がシナモンロールの形になっているのと、カルダモンフィリングの量をシナモンロール成型に合わせた分量に調整しているところ、最後に塗るシロップの量を半分にして、食べる時にあまりベトつかない感じに変えました。
見た目以外はSAWAKOさんのレシピと同じなので、パン初心者の方が北欧風カルダモンパンを食べてみたい!っていうときには、作りやすいレシピになっていると思います😉
POINT今回はカルダモンフィリングにつかうバターは溶かしバターにしていませんが、溶かしバターにすればもっと塗りやすくなると思います😉
作り方の手順
一次発酵 | 35℃ 45分 | 二次発酵 | 35℃ 40分 |
---|---|---|---|
ベンチタイム | 10分 | 焼き | 190℃ 18分 |
- 今回はパン生地にカルダモンが特別な材料になります。カルダモンはパン生地材料と一緒に最初に混ぜて使用します😉パン生地を混ぜある程度まとまったらバターを加えてこね上げます。バターがなじんで捏ね上がってくると、あまりベトつかずとても扱いやすい生地になります🙂
- 一次発酵前のパン生地はこんな感じになっています🙂
- 一次発酵をしている間に、カルダモンフィリングを準備しましょう。必要な材料は、砂糖、カルダモン、バターだけなのでとてもシンプルですね😉元レシピは砂糖よりバターの量の方が多いですが、ちょっと扱いが難しくなるので僕はバターの量は減らしてあります。
- カルダモンフィリングは、常温に戻しておいたバターにカルダモンと砂糖を混ぜたものを練って作りますが、カルダモンと砂糖を別々に加えて混ぜるとムラになるので、バターを加える前に最初に砂糖とカルダモンをしっかりと混ぜ合わせておきましょう。砂糖がダマになっていたらちゃんと砕いてくださいね☝砂糖などが混ざったら、バターを加えてしっかりと練っておきましょう。
- 一次発酵は35℃45分。つるんとした生地が綺麗に膨らんでますよねっ😁
- 一次発酵終わればガス抜きをして四角形に形を整え、固く絞った濡れふきんをかぶせベンチタイム10分おきましょう😊
- ベンチタイムが終わったらガス抜きをしながら25cm×30cmの長方形にパン生地をのばしましょう。パン生地の中央にガスがたまっていると、パン生地をのばすときにパン生地が浮いてしまうので、出来るだけ中央部分のガスはしっかり抜きながらのばしましょう☝パン生地をのばし終わったら、上2cmほどあけて準備しておいたカルダモンフィリングを出来るだけ隅から隅まで塗っていきましょう😉今回のカルダモンフィリングの量は、漏れ出にくい分量にしてあるので結構少ない目になっています。薄く広げるのが苦手なときは、砂糖とバターの量を10gずつ増やしておけば、余裕を持って塗れると思います。
- カルダモンフィリングを塗り終わったら、パン生地をしたから巻いていき、写真の様な太巻きにします。今回は8個の生地に切り分けるので、3cm×8個の24cm幅の太巻きになるよう、軽く転がしながら調整してください。
- 巻き終わったパン生地はスケッパーや包丁で切ってもいいですが、僕はパン生地を巻いて切り落とすタイプのパンを作るときは、糸で切るようにしています。この方が切れ目が綺麗に仕上がりますし、パン生地も潰れないですみます🙂あとこの手のパンを作るときは、あんまり強くしっかりと巻くのはやめておきましょう。切り落としたときは綺麗な断面になっていても、二次発酵をしたときに膨らんだ生地の逃げ場がなくなって、パン生地が上にせり上がり山みたいな形になって失敗することがあります😵
- 切り落としたパン生地の断面はこんな感じになっています。伊達巻きみたいですよね🤣
- 切断面を上にしてマドレーヌ型やアルミホイールに乗せて、天板に並べていきましょう。僕は生地が横に広がったときに、生地同士がくっつかないようにしたいので、こういうパンを焼くときはマドレーヌ型に入れて焼く事が多いですね😉全ての生地を天板に並べ終わったら、35℃40分で二次発酵。
- 二次発酵が終わった生地はこんな感じに膨らみます😊マドレーヌ型に入れておけば、仮に巻き終わりの閉じ方が甘くて生地が離れてしまっていても、マドレーヌ型が受け止めてくれます。二次発酵が終わった時に型からはみ出て膨らんで、隣のパン生地とくっついている時は、ハサミなどでパン生地を切り離し天板を二枚に分けて焼くようにしましょう☝
- ここで今回のレシピの注意点を書いておくと、今回のカルダモンフィリングにはバターが使われているので、35℃で二次発酵させると、写真の様にバターが溶けて漏れ出た状態になります。SAWAKOさんの成型のように切り口があまり外に露出していなければバターが洪水にならないと思いますが、シナモンロール成型のときは切り口が外に露出しているので、バターの量が増えるとそれだけ漏れ出すバターの量も増えて、ベトベトになる可能性があります😵なので、僕のレシピはバターの量を減らしているのは、ここでバターが洪水にならないようにしているからですね😉
- 二次発酵が終わる五分ぐらい前になったら、トッピングに使うポップシュガーとアーモンドスライス、ドリュールを準備しましょう。今回初めてポップシュガーを使いましたが、これ、オーブンで焼いても溶けないので、色々便利に使えそうな食材でした😆
- 余熱をしている間にドリュールを塗ります。牛乳でもドリュールの代わりになりますが、しっかりした茶色に仕上げたいときは、やっぱり卵をつかったほうがいいですね。ドリュールを塗り終わったら、ポップシュガーを乗せ、最後にアーモンドスライスを真ん中らへんに散らしていきましょう。アーモンドスライスはあまりパン生地の外側に散らすと、膨らんだときによくわかんないところに移動してかっこ悪くなるので、真ん中らへんにまとめた方がイイと思います🤔
- 焼き上げは190℃18分。ヘルシオを使用しているときは、230℃5分→210℃9分ぐらいでこんな感じの色になりました。あんまり高い温度でガンガン焼くと表面が濃くなり過ぎて焦げているように見えるので、ちゃんと見ながら適当に天板を前後入れ替えて焼いていきましょう😉
- パンが焼き上がったら、粗熱を取っている間につや出し用のシロップを作り、パンが冷える前に刷毛などでちょんちょんと塗っていきましょう🙂元レシピは砂糖20g水20gの倍量なので、パン全体にたっぷりぬれますが、僕のレシピは半量にして、アーモンドスライスが散っているあたりがキラキラ光っている感じに仕上げました😉
- カルダモンシュガーロールの完成です😋カルダモンという香辛料は、カレーに使う香辛料だという程度の知識しか無かったんですが、これをパンに使うと、なんとも言えない清涼感のある香りが漂い、砂糖などの甘みを強く感じさせる、とっても不思議な香辛料でした。これはクッキーなどに使っても間違いなく美味しく出来上がる食材だと思うので、まだ試した事が無い方は、是非一回試してみてください😆
|