今回は黒糖の製造販売100余年という老舗黒糖メーカーの上野砂糖さんから提供していただいた、「きびあじ」を使った和菓子の作り方を紹介したいと思います😊
きびあじというのは、国内産さとうきびを100%使用した粉状の砂糖で、非常にサラサラしていて少し黄色みを帯びているのが特徴です。
同じような色合いをしている三温糖に比べて、サトウキビのミネラル成分などを含んでおり、栄養価がより高い食材ですね😉
きびあじは煮炊き物に使用するとコクが出るので、お料理がお好きな方であれば、あえてきびあじを使ってお料理をされることも多いんじゃないでしょうか。
今回は奥さんが昔作ってよく食べていたという、徳島銘菓「小男鹿(さおしか)」を、きびあじを使って作ってくれました😆
小男鹿は蒸しケーキっぽい和菓子で、表面に抹茶で模様を描き、中に小豆をいれた鹿子斑と呼ばれる特徴がある和菓子ですね。
小男鹿のレシピを見て面白いなぁと思ったのは、すり下ろした山芋を入れるところで、山芋が含まれることで、ただふんわりと蒸し上がった蒸しケーキと違い、もっちりしっとりした独特の食感に仕上がっていました🤔
今回はクックパッドのsatomari1122さんのレシピを参考に作ってくれましたが、奥さんが言うには徳島にある製菓材料の専門店さんに、ご当地レシピが壁に貼られているそうで、機会があればそのレシピを参考にして作ってみたいそうです🙂
POINT貝印のDL6158(18cmパウンドケーキ型)で作りましたので、このレシピはこのぐらいのサイズであればどの型でもいけると思います😉
作り方の手順
- 今回は小男鹿を作ると言うことで、色々と細かい材料が必要になりますので、レシピの材料一覧を参考にして準備してください😉
- 最初に、上新粉、塩、さらしあん、ベーキングパウダーを混ぜて、粉ふるいにかけてふるっておきましょう。
- 山芋をすり下ろし、そこにきびあじを半分いれてしっかりと混ぜ合わせます。山芋がかなりねっとりしているので、一気にきじあじを混ぜてもなかなか混ざらないので、少しずつ絡めるように混ぜていくとイイと思います🙂
- きびあじと山芋がまざったら、卵黄を加えしっかりと混ぜ合わせましょう。
- 山芋卵黄液ができあがったところで、卵白と残りのきびあじをボウルに入れ、ミキサーで泡立てメレンゲを作ります。メレンゲはツノがしっかり立つぐらいにまでしっかりと泡立ててください。
- メレンゲができあがったら、先ほど作った山芋卵黄液を少しずつくわえ、メレンゲが潰れないよう優しく混ぜ合わせてください😉
- メレンゲと山芋卵黄液がまざったら、最初にふるって準備しておいた粉類をくわえ混ぜ合わせて、小男鹿生地を完成させましょう。あまり強くかき混ぜてメレンゲのふんわり感がなくなると、仕上がりもつぶれた感じになるので、優しく混ぜる方がよいと思います。
- 小男鹿生地が出来上がったら、次に抹茶と大さじ1の小男鹿生地を混ぜ合わせて、飾り付け用の抹茶生地を作ります。抹茶生地はビニールなどにいれて先を細く切り、線を引くようにして小男鹿生地に飾り付けをします。
- 最後に小男鹿生地にゆで小豆をいれて混ぜ合わせれば、小豆入りの和菓子って感じになってきます🙂この小豆が点々と小男鹿の中にはいっているのが、鹿子斑と呼ばれる所以なるわけですね😊
- パウンドケーキ型にオイルスプレーかバターを塗ってクッキングシートを張り付かせ、その中に小男鹿生地を流し込みます。気泡が気になるときは、軽く型を台に落として空気抜きをしましょう。小男鹿生地の準備が出来たら、抹茶生地で写真の様に縦に模様をつけて、準備完了です。
- 僕が使っているヘルシオには「蒸しパンモード(強)」があるので、この機能を使って蒸し上げました。お手持ちのオーブンレンジに蒸しモードがあれば、同じ使い方が出来ると思います😉この写真は蒸しパンモード(強)で30分間蒸し上げた直後の写真ですが、表面は膨らんでイイ感じになっています。表面がイイ感じになっていても中が生焼けになっていることもあるので、必ず蒸し上がった後は竹クシなどをさして、生焼けになっていないかどうか確認するようにしてくださいね☝
- 小男鹿が出来ました😋和菓子なのでやっぱり日本茶と一緒に食べるのが一番美味しくいただける食べ方ですねっ😆
- 切った小男鹿をアップで見るとこんな感じなっています。カステラのような、蒸しケーキのような、でも食べるととってももっちりしているので、さすが徳島の代表銘菓って感じですね🤗
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