皆さんは「さらしあん」という食材はご存じでしょうか😊
さらしあんというのは、ゆでた小豆をペースト状にし乾燥させた、いわゆる「粉状のあんこ」の事で、普通のあんこと違うところは砂糖を使っていないところ。
あんこってものすごく甘いイメージがありますが、普通のあんこは作る過程で砂糖を大量に使っているから甘く仕上がりますが、さらしあんはあくまでも「小豆をペースト状にして粉にしたもの」なので、基本的には砂糖は含まれていません。
なので、さらしあんを上手に使えば自分好みの甘さに仕上げるこしあんを作る事が出来ます😉
今回はこのさらしあんを使った、夏にぴったりの和菓子「水ようかん」の作り方を紹介したいと思います。
水ようかんは普通のこしあんで作ることも出来ますが、こしあんを使うときは甘さの調整が少し難しいので、今回はさらしあん+お好みの砂糖の量でつくる水ようかんにしてみました🙂
レシピには砂糖の量を60-90gと幅を持たせて書いていますが、60gだとほんのり甘さを感じる優しい味わいの水ようかんに仕上がりますし、90gだと普通のこしあんを使った水ようかんに近い甘さになると思います。
砂糖の量はお好みで決めてください😊
何も入っていない水ようかんでも美味しいですが、それだけだと写真映えしないので、トッピングとして栗の甘露煮を使いました。
栗の甘露煮は、水ようかんの上に乗せて飾る場合と、水ようかんの中に入れて断面を見せる使い方がありますので、今回はあえて両方の使い方で作ってみましたので、お好きな飾り方で使ってもらえればと思います😉
POINT栗の甘露煮に入っている栗は、使う器に合わせて切ったときの高さを調整してくださいね😉
作り方の手順
- 最初にトッピングに使用する栗の高さを決めましょう。今回は結構浅いプリンカップで使用しましたので、栗の甘露煮は1/3カットにし、左右は水ようかんの上に乗せたり、断面を見せる盛り付けに使用しました。真ん中の部分は細かく切って、水ようかんの中に散らして使うことにしました😊
- 今回は直径6.5cm、高さ2.3cmの比較的小さなプリンカップ10個分の水ようかんを作りますので、栗の甘露煮は5つ使いました🙂ちなみに、今回のプリンカップは1個で50mlぐらいの量が入るので、今回レシピは50ml×10個の500mlぐらいの分量で書いています。
- 水ようかんの材料を準備してください。特別な材料はさらしあんで、それ以外は砂糖と寒天だけで作る事が出来ます。さらしあんは大きなスーパーであれば売っていることもありますが、近所のスーパーで見かけないときはお取り寄せしてくださいね😉
- 鍋に水を入れ少し温まったら、寒天を入れて軽く混ぜ合わせましょう。水が少し温まっていれば、結構早く溶けてくれます。
- 寒天が水に溶けると、写真の様な乳白色のとろみのある液体が出来上がります🙂
- 寒天と水がある程度混ざったら沸騰する手前ぐらいまで加熱し、しっかりと寒天を溶かしましょう。寒天が溶けたら砂糖を鍋に入れ、中火で2分程度煮詰めていきます。火が強すぎると吹きこぼれることがあるので、中火で様子を見ながら煮詰めてくださいね🙂
- 寒天液と砂糖をしっかり加熱できたら、一旦弱火に落としさらしあんを鍋に入れ、しっかりと寒天液に溶かしながら混ぜていきましょう。さらしあんは最初はかなりダマになった感じになりますが、こしあんと違うので混ぜているうちに、寒天液になじんでさらさらのあんこ液になります😊
- さらしあんが寒天液になじんで混ぜやすくなったら、あんこ液の完成です。普通のこしあんを使ったようかんを作るときは、水分を飛ばして粘度を上げる工程がありますが、水ようかんはその必要はないので楽ちんですね😉
- あんこ液が出来たら、コンロの火を止めて粗熱をとりましょう。粗熱を取っている間に、使いたい容器に準備しておいた栗の甘露煮を散らしましょう。今回は半分は栗の甘露煮の断面を見せる飾り付けをしますので、断面を下にして型の真ん中に置きました🙂小さく細切りにした栗の甘露煮は、適当にバラして器に散らせばOKです。
- 鍋が少し触れるぐらいまで粗熱が取れたら、軽く混ぜてから型に流し入れましょう。最初は細切れにした栗の甘露煮があんこ液に流されるかと思ったんですが、あんこ液の粘度が高いからか、器にいれた栗の甘露煮はほとんど流されることなく、散らした位置のままあんこ液を流し入れることが出来ました😊あんこ液を型に流しこんだら、冷蔵庫で1~2時間程度冷やせば水ようかんの完成です。
- 冷蔵庫で水ようかんが十分固まったら、型から抜いてお皿に盛り付けしましょう😋今回は撮影用に二つだけ型から抜いて、残りはプリン型のまま食べたので、残った栗の甘露煮はプリン型に入れたまま盛り付けしました🤣
- 型抜きした水ようかんの一つは、1/3にカットした栗の甘露煮を上に乗せた盛り付けにしました。完全に冷えてから水ようかんの上に乗せたので、栗の甘露煮が水ようかんの中に沈んでいません。水ようかんがまだ温かく柔らかいうちに栗を乗せて、栗を少し沈ませてから固めるやり方もあるので、お好みの盛り付けをして楽しんでください😊
- もう一つは、最初に栗の甘露煮の断面を下にしてプリン型に入れ、その上から水ようかんを流し込んだ飾り付けになります。こちらは栗の甘露煮が綺麗に散らばっているのが目で見て分かるので、見栄えを取るなら僕のオススメはこちらの方ですね😉
参考サイト・書籍
過去のレシピを元に作成しているので参考にしたサイト・書籍はありません
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